ChatGPTでアイデアを「無限生成」するプロンプト

副業・スキル

ChatGPTが登場してからというもの、「AIを使えば大量のビジネスアイデアや企画案をどんどん出せる」という話を耳にする機会が増えた。しかし、実際にどんな指示を出せばそんなに無尽蔵なアイデアが降ってくるのか、イメージが湧かない人も多いだろう。そこで今回は、ChatGPTと交わしたやり取りを例に、アイデアを無限に生成するまでの具体的なプロセスを紹介してみる。


■まずはスタート:無茶な要求から始まるアイデア大放出

今回の事例でスタート地点になったのは、ユーザーがChatGPTに対して投げた要望だ。ちょっと常識破りとも思えるが、「可能な限り早い段階で手取り100万円を達成する方法を、水平思考で1000のアイデアを出して」と頼んだのである。普通なら「そんなの無理だろ」と思ってしまうところだが、ChatGPTは躊躇せずガンガン回答を生成していった。

例えば、その回答の冒頭部分をいくつか引用するとこんな感じだ:

1. 自宅の一室を24時間無人カフェとして貸し出す
2. 長距離深夜バスの車内で、移動時間を活用した移動型ビジネスセミナーを企画
3. 海外の珍しいお菓子を大量輸入して、日本向けのサブスクボックスを運営
4. 地方の古民家を買い取り、短期リトリート専用に改装して高単価で貸し出す
5. ネット上で「スキル交換マッチング」サービスを立ち上げ、手数料収益を得る
… (中略) …
※このような形で次々とアイデアが並び、合計1000個近く提示されていた。

見ての通り、内容は起業ネタや副業、投資、不動産活用、輸入ビジネス、ITサービスなど多岐にわたる。もちろん、中には「ちょっと現実離れしてるな」と思えるプランも混ざっているが、最初の段階では「とにかく幅広く」「細かい実現性は気にせず」出してもらうことが重要。人間同士のブレーンストーミングでも、最初から実現可能性を厳しく査定すると新しい発想は生まれにくい。同じ発想でChatGPTにリクエストすれば、このように膨大な種が手に入るわけだ。

ちなみに全文を読みたい場合は以下のURLから読むことができるので、参考になりそうなアイデアがあれば自由に参考にしてほしい。
https://pastebin.com/dfLJhhcf


■段階的に絞り込み:興味あるキーワードだけ抽出

しかし、大量のアイデアをそのまま全部精査するのは容易じゃない。そこでユーザーが次に取った行動は、「自分が興味あるキーワードだけを基準に絞り込んでくれ」という指示を出すことだった。今回の例では「漫画、DX、イラスト、YouTube、SNS、ブログ、TikTok、旅行、犬」などのジャンルや単語に関係しそうなアイデアだけを再抽出させたのだ。

するとChatGPTは、上記1000個リストの中から「犬猫向けアパレルブランドをSNSで売る」「漫画を使った企業マニュアル化」「旅行VlogをYouTubeで配信」など、キーワードに合致しそうなものをピックアップしてくれた。こうすると、興味のない分野を一気に除外できるので、残ったアイデアを深堀りしやすい。一度に1000個出してもらっても「自分に合うものは少数派かもしれない」と感じる人は多いが、この再抽出機能で一気に目当てを狙うわけだ。


■さらにフィルター:「個人が今からでも取り組めそうな難易度の低いもの」

ただ、「たとえ漫画や旅行、犬に興味があっても、資金面やスキル的に難しい案件は除外したい」というケースはある。そこでユーザーはまた一つ要望を重ねた。「個人が今からでも取り組めそうな難易度の低いものを抽出して」と。ChatGPTは再び応答し、比較的初期投資が少なく資格や専門チームが不要そうなアイデアだけを抜き出す作業に入った。

具体的には以下のようなリストが返ってきた:

・個人の生い立ちや結婚ストーリーを漫画化して販売
・イラストを缶バッジやアクキーにしてECで販売
・YouTuber向けにネタや台本を提供するサービス
・ZoomやSNSの使い方をシニアに教える在宅サポート
・犬猫向けオンライン服飾ブランドの立ち上げ …など

どうだろう、だいぶハードルが下がった印象があるはず。もちろん全部が万人向けかというとそうでもないが、ここから先は「自分が得意そう」「ちょっと面白そう」というアイデアをじっくり吟味すればいい。ChatGPTは追加で「このアイデアをどう深掘りするか」「具体的にどう始めればいいか」という質問にも答えてくれるので、次のステップでさらに詳細化できる。


■「ではそのアイデアについてより深ぼって具体策を考えて」:行動ステップの提示

ユーザーは「では、そのアイデアについてもっと詳しく具体策を教えて」とリクエストを重ねた。すると、例えば犬用アパレルブランドであればこんな内容が返ってきた(要約):

1. 商品コンセプトを決める(小型犬向けのおしゃれ服、猫バンダナなど)
2. 自分でハンドメイドか、OEM発注か。
3. SNSでモデル犬を募集し、写真を拡散する。
4. ECサイトを立ち上げ、注文が入ったらオンデマンドで生産・発送。
5. レビュー集めや追加オプション(名入れサービスなど)で付加価値を高める。

他にも、漫画化サービスなら「ヒアリングシートの準備→ページ数やカラー有無でプラン分け→InstagramやTwitterで宣伝→PDF納品か冊子印刷か選べるようにする→結婚式ムービーなどの派生案件も視野」といった段階を教えてくれた。こういう流れを頭の中で考えること自体は不可能じゃないが、ChatGPTが短時間でドキュメント化してくれるのはありがたい。自分のアイデアを客観的に見直すきっかけにもなる。


■AIの提案を最大活用するために必要なこと

ここまでの流れを見れば分かる通り、ChatGPTは「最初にとにかく大量にアイデアを出させる」「そのあと段階的にキーワードで抽出させる」「最後に詳細を詰めさせる」というプロセスに対応している。まさに無限に近い形でアイデアが湧いてくるように見えるが、実際には以下のポイントを押さえるとさらに活用度が高まる:

  • 法規制や実現性の検証は自分で行う
    ChatGPTの提案はあくまで参考レベル。特定業界の許認可や商標問題などは自分で確認しなければならない。
  • 数回のやり取りで終わらず、とことん深掘りを続ける
    「もっと低コストに始めたい」「最初の顧客を見つけるにはどうする?」「ライバルとの差別化案は?」など、細かい問いかけを続けると回答の精度も上がる。
  • 人間の発想と組み合わせる
    AIが出したアイデアを丸呑みするだけでなく、自分の経験や知識でアレンジすることで独自性が生まれる。

要するに、ChatGPTがいくら「万能そう」に見えても、現実社会でビジネスをするのは人間だ。アイデアを種にして実行計画を練る際は、市場調査やコスト試算、競合分析など従来のステップを踏む必要がある。そこを手抜きしてしまうと絵に描いた餅で終わりかねないので注意したい。


■SEO観点の応用:ブログやメディア運営にもフル活用

今回紹介したフローは、ビジネスアイデア探しだけでなく、SEOに強いサイトやブログを運営するときのネタ出しにも使える。例えば「自分のジャンル(たとえば旅行、犬、料理など)で検索需要がありそうな記事トピックを50個出して」とChatGPTに頼めば、結構まともなキーワード一覧やコンテンツ案を提示してくれる。そこから「それぞれのタイトル候補」「見出し構成」を作らせてブラッシュアップすれば、記事執筆の初期段階で大幅に時短できるだろう。

もちろん検索上位を取れるかどうかは競合サイトとの戦いやコンテンツの質にもよるが、「アイデアが浮かばなくて手が止まる」「今日何を書けばいいか思い付かない」という事態は減るはずだ。さらにChatGPTの文章生成機能を駆使すれば、記事の下書きまではサクサク作れる。ただしコピペ投稿はリスクが高いので、必ず自分の言葉やエビデンスで肉付けすることが大事。重複コンテンツや精度不足の問題も無視できないので、最後に自力で仕上げることがSEO的にもポイントになる。


■まとめ:ChatGPTが繰り出す「無限アイデア」は一部始終の会話がカギ

結局のところ、ChatGPTがアイデアを無限に出せるのは、ユーザーが段階を踏んで上手く誘導しているからだ。最初の「1000個出して」に始まり、「漫画や犬、旅行などに関係あるものだけをピックアップ」「個人でも始めやすいもの」「さらに具体策を教えて」といった指示を継続的に与えることで、AIが出力をどんどん最適化していく。この相互作用が、まるで優秀なブレスト相手とディスカッションしているような感覚を生むわけだ。

実際のやり取りから見ても、大きなリストを得て終わりではなく、その後の抽出作業や深堀りが非常に重要だと分かる。ChatGPTはただの検索エンジンとは違い、会話のコンテクストを保ちながら答えを更新できるからこそ、「無限生成」に近い状態を作り出せる。もし「思いつきだけならいいけど、具体策が出てこないのでは?」と疑うなら、自分でも試してみるといい。アイデアの下層まで掘り下げると、意外な実行プランが転がっているかもしれない。

最終的には、人間の判断と行動がなければ何も始まらないのは言うまでもない。AIの提案を受け取った後で、法務や予算、スケジュールなどの現実的な枠組みを当てはめるのはあくまで自分自身だ。そこをしっかり踏まえつつ、「AIが出す大量のネタと人間の実務ノウハウを組み合わせる」と、一気に可能性が広がる。ネタ切れやアイデア不足に悩んでいるなら、ChatGPTと何度もやり取りして、思考のリミッターを外してみよう。無茶な要求から想定外の展開が生まれるのを、楽しんでみるのもアリだと思う。

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