SNSで「夫にキレる、モラハラ妻」の動画を見かけた。内容は、洗濯物を洗濯機に入れたまま放置していたり、家の鍵を閉め忘れた夫に、モラハラ説教をする妻の動画なのだが、コメント欄がとんでもなく荒れていた。
私はこの動画に対して、どちらの味方をするわけでも、批判するわけでもないが、「お金で解決できる問題なのに、なぜ解決しようとしないのか」が不思議で仕方なかった。
お金で解決できる問題を放置するな
洗濯機の問題は、干すのを忘れるとか以前に、「ドラム式洗濯機」を購入しておけば、そもそも干す必要がないし、時短にもつながる。鍵の閉め忘れはスマートロックをアマゾンで購入すれば済む話だ。
ドラム式洗濯機は20万円前後、スマートロックは2万円程度で購入できる。正直、モラハラ云々でのストレスから合計22万円で解決できるなら安いと思うのだ。二人で割り勘すれば、お小遣いで払っても半年もかからずに解決できるような値段なのに、問題解決ではなく動画撮影してSNSに投稿するなんて意味のない行為をして、状況を悪化させるのは理解に苦しむ。
お金で解決できることはお金で解決した方が良い
私は裕福な家庭で生まれたわけでも、家族関係が良好な家庭で生まれたわけでもないので、正直「お金のなさゆえのトラブル」に遭遇したことは幾度もある。ボケてきた親の非合理な選択肢を指摘して、喧嘩になるのもばからしい。とっとと一人暮らしをして、経済的自由を達成し、「お金がないからできなかった選択肢」を選べるようになりたいものだ。とはいえ、そういう選択肢って思いのほか高いものではない。
さっきのドラム式洗濯機だって、高々20万円とかの話だ。幸いにも経済的、政治的にも一定の成功をしている民主主義国家の日本に生まれた我々には、不可能な金額でも選択肢でもない。その選択肢が頭にあるかないかなのだ。
お金で解決できる問題を解決できるような状況を目指す
お金で解決できる問題は、お金で解決した方がいい。しかし、そのお金を稼ぐ能力がなければ、解決できることはない。
そのお金を稼げる能力を身に着けるためにも、自己研鑽を行い行動し続けなければならない。会社にキャリアを預けていても、会社が傾いたときにはどうしようもなくなってしまったりするのだ。
やはり20代という若さで人員整理を経験したのは、大きな意味がある。自分の人生を自分でかじ取り、自由と幸福を目指すのが、後悔しない人生を目指すうえで重要なのだ。
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