先日「住宅ローン破綻の現場」というアベマのドキュメンタリーを見て感じたことがある。
それにしてもモノが多すぎないか?
マンションで二人暮らしの家庭で合計トラック7t分ほどのモノに溢れて、引越し先の3DKの物件にモノが入り切らないという状況だった。
「お金がない家庭にモノが多い理由」
動画のコメント欄でもモノが多い事は指摘されていた。気になって調べてみたら、「お金がない家庭はモノが多い」というのは、ある程度現実的な傾向かもしれないらしい。
以下に「お金がない家庭にモノが多い理由」をまとめてみた。
収支の把握不足
お金がない家庭の特徴として、収支を適切に把握できていないことが挙げられる。支出を正確に把握していないため、無駄な買い物をしてしまい、結果として物が増えてしまう傾向がある。
衝動買いと満足感の追求
貯金がない人は、物を買うことで一時的な満足感や安心感を得ようとする傾向があり、必要以上の物を購入してしまい、家に物が溢れてしまう。
インタビューでも、マンションの購入動機に対して、「衝動買いしてしまった」と回答されていた。
もったいない意識
お金に余裕がない家庭では、「もったいない」という意識が強く、使っていない物でも捨てられずに溜め込んでしまうことがある。これにより、不要な物が家に蓄積されていく。
質より量の消費
経済的余裕がないため、質の高い物を少数購入するのではなく、安価な物を多数購入する傾向がある。
動画を見る限りでも、安価な製品や消耗品が棚や台所にぎっしり詰められている様子が伺えられた。
整理整頓の時間不足
経済的に苦しい状況では、仕事や生活に追われて物を整理する時間的・精神的余裕がなくなる。これにより、物が増え続け、家が散らかった状態になりやすくなる。
明言はしないが、精神的な余裕のなさで親族に対して不適切な発言をしたり、時間管理ができていない方々が引越し当日までほとんど準備しておらず迷惑をかけているシーンに対して、批判的なコメントも散見された。
実際観ていても精神的問題をかかえているのだろうなと感じられる状態だった。
心の余裕のなさ
経済的なストレスにより心に余裕がなくなると、物を通じて安心感を得ようとする傾向があり、これが物の蓄積につながる。
これは私自身が当てはまるのだが、鬱の時に消費癖がついてしまいお金に苦労した経験がある。20歳くらいの頃の経験なので、割とすぐに立て直しはできた。
仮に「中高年」「住宅ローン」「収入減」「妻帯持ち」みたいな状況なら、立て直しはかなり難易度が高いと思う。
最後に
ドキュメンタリーの当事者のほとんどの人は、住宅ローンを支払うために住宅を競売にかけても借金が残ってしまうケースが多かった。
本当に精神的に疲弊されているだろう。バカがコメ欄で中傷しているが、どうか気にせずに頑張ってほしいと思う。
他山の石という言葉の通り、他人から学び自己を律する上で参考になるドキュメンタリーだった思う。
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