タスクを放置して、別のタスクを割り込む

生き方、キャリア

最近、キャリアアップと将来のために簿記資格の勉強を始めた。経理として働くことを目指しているわけではないが、どのようなキャリアの選択肢を取ろうが、簿記の知識は役立つと考えている。特に、最低限の知識があれば、家計管理や副業の収支管理にも応用できるし、いざという時に使えるスキルになる。

また、副業や漫画制作がうまくいかなかった場合、今の会社で働き続けることになる可能性が高い。しかし、何のスキルも持たないままでは、与えられる仕事をこなすだけの受け身のキャリアになってしまう。それを防ぐためにも、今の会社でマネジメント層を目指せるような知識を身につけることは大きな意味があると感じた。

勉強時間の確保がむずい

私は仕事の休憩時間を使ってブログの記事の下書きを完成させ、帰宅後に修正し投稿。その後、漫画制作に取り組むというルーティンを続けている。さらに犬の散歩や家事もこなさなければならず、いくら残業が少ない職場とはいえ、それなりにスケジュールはタイトだ。この生活に資格勉強の時間を加えるには、効率よく時間を使う工夫が欠かせない。

特に、平日の限られた時間をどう使うかがカギだった。私はブログを投稿し続けることに強いこだわりがあり、これを犠牲にする選択肢はなかった。そのため、ブログと資格勉強のバランスを取るための方法を模索し、ある解決策にたどり着いた。

資格勉強の時間を捻出する最適解

現時点での最適解は、 記事の完成を後回しにして資格勉強に取り組む ことだ。

私はYouTubeを活用して簿記を学んでいるが、集中して勉強できる時間は1時間が限界。それ以上の時間を確保しようとしても、だらだらと取り組むだけで効率が落ち、結果的に時間を浪費してしまうことが多かった。

そこで、「期限を設定する」という考え方から「タスクを設定する」という考え方に切り替えた。ブログの完成を後回しにすることで、ブログを投稿し続けるという目標に向けて自然と集中力が高まり、資格勉強にも真剣に取り組めるようになった。

ブログを先に完成させるという選択肢もあるが、それでは勉強時間が後回しになり、「期限のないタスク」になりかねない。それを避けるために、意図的にブログの前に資格勉強を割り込ませることにした。この順序が功を奏し、どちらのタスクもこなせるようになった。

サンクコスト効果を利用したタスク管理

人間は継続してきたことをやめると損した気分になる。これはサンクコスト効果と呼ばれる心理現象だ。この効果をうまく活用することで、タスク管理に新たな視点を取り入れることができた。

具体的には、ブログの投稿を「絶対に達成したいタスク」と位置付け、その前に資格勉強を組み込むことで、習慣化されたブログ投稿を「損失」と感じないようにしつつ、勉強にも集中できるようになった。この方法は、ただの時間管理とは異なり、心理的なモチベーションをうまく利用している点が特徴だと思う。

習慣化しか勝たん!

この方法が実現できたのは、ブログの毎日投稿がすでに習慣化されていたからだ。しかし、ブログ投稿を続けるためには、資格勉強もまた習慣化しなければならない。

「タスクの完了前に新たなタスクを割り込ませる」という手法は、一見逆効果に思えるかもしれないが、実際には習慣化の達成度を飛躍的に向上させる効果がある。これは、すでに続けている習慣を活用しながら新たな習慣を作り上げる方法として非常に有効だ。

最後に

もし、忙しい日々の中で新しいことを始めたいと考えている人がいれば、この方法をぜひ試してみてほしい。すでに継続している習慣を活かし、新たな目標に向かう仕組み作りをすることで、思いがけない結果を得られるかもしれない。

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