本業は割り切る
本業について色々と踏ん切りがついた。これ以上本業でキャリア形成する気はない。
雇われているうちは、契約通りの役目を果たすだけにする。大企業に就職したのであれば、真面目にキャリア形成する気になるが、大手子会社だとどれだけ頑張っても限界が目に見えてる。
今まではそれでも、役職を得たりして、キャリアを積み重ねて転職しよう。と思っていたが、私が想像した以上に今の職場でキャリアアップするには時間がかかる。私の能力不足であれば自己責任だし、能力を身につけるだけだが、根本的な問題はそこではなかったようだ。
会社の愚痴をここで書くことに意味はないので、キャリア形成を改めたと言う報告に控えようと思う。
私はやはり「雇われ労働」が向いてない。自分のペースで仕事に取り組める環境でないと、メンタルがぶっ壊れるんだと気づいた。
だけど今の職場は多少ホワイトな環境で趣味に時間を使いやすい。この環境を利用して、漫画家の夢を追うことにした。
ただ、夢を追うなら、現実的にキャリアを考えて、行動を起こさなければならない。
夢を追うためにも、お金は必要だし、様々な意味で期限はある。なので本業を疎かにしてクビになるようなことが無いようにすべきだ。
ロードマップ
まず、私は画力がかなり低い。最低でも読みやすい絵になるように画力を上げなければいけない。別に憧れの小畑健先生のような天才的な画力は求めていない。漫画として成立するレベルの画力と漫画の技術が必要だ。以下は画力の底上げのロードマップだ。
①解剖学の勉強
背景を描くのは好きなのだが、人体はどうも苦手だ。というのも、人体の構造を理解していないからか、歪な絵になってしまう。人体の構造を理解するために、解剖学の参考書やYouTubeで勉強し、徹底的に繰り返し、習慣化する。解剖学の勉強は動画にしてSNSにアップしていきたい。
②好きな漫画の模写
漫画の教科書は漫画だという話がある。コマ割り、セリフの位置、キャラの配置、話の流れ、読みやすさ。など全ての技術が漫画に集約されている。なので、漫画の模写をする。これは画力を上げると言うよりも、漫画力を上げるために必要だろう。ただやみくもに漫画を模写するのではなく、好きな漫画を模写することでモチベーションを維持させたい。
③添削を受ける
今はお金さえ払えば、オンライン上でプロに添削をしてもらえる。オンラインサロンかオンラインの画塾かは決めていないが、お金がたまったら必ず利用する。これは、支出ではなく自己投資なので必要な経費だ。
④勉強さえも稼げる仕組みつくり
副業が続かない理由で一番多いのは「稼げなくてやめる」というケースらしい。つまりお金にならない事でモチベーションが下がり継続できないのだ。私は継続が苦手だと自負している。だから、いくつかのプランを立てて収益化やフォロワー獲得などのご褒美を用意して、継続力を身に着けたい。
具体的な手段をいくつか挙げよう。
・動画で収益化を図る
一つ目の計画は、もうブームは過ぎた気がするが「作業動画」や「Vlog動画」の投稿だ。可能であれば収益化までもっていくのが目標である。動画は資産になる、単純に広告収益を稼ぐことが目的ではなく、努力量を可視化して発信に対する説得力を持たせることが重要だと思っている。
解剖学の勉強風景は作業動画としてぴったりだ。さすがに漫画の模写は著作権的にモザイクなどの編集作業が増えそうだから、解剖学の方が動画化に向いている。それに勉強している感じがあって雰囲気が出る。
・賞レースに応募する
二つ目は、賞レースに応募することだ。漫画家になるなら一番ポピュラーな手段で、言うまでもないことかもしれないがまず他人に評価してもらわなければ、どれだけ漫画を描いてもそれは商売ではなく趣味になっていしまう。それに、ここで断言しないと私は行動しないタイプのダメな人間なので、「必ず賞レースに応募する」と断言する。最近は賞レースだけでなく、SNSにハッシュタグをつけて投稿するだけで、出版社の編集者が勝手に評価して賞金が出たりするようだ。そのような難易度の低いハードルから超えていこうと思う。
・学んだことを教材化
三つ目は、漫画素材工房さんを参考に、学んだことを教材化してサブスクビジネスを始める。正直これは難易度が高い。私にも最低限の技術と知識が求められるので、ある程度のフォロワーを抱えてから始めようと思う。段階的には中期的な目標になる。しかし、すべての勉強が「商品」になると考えれば、真剣に取り組めるし、クオリティも自然と意識するだろう。すべてが他人に見られると考えれば、適当なことはできないので、お金稼ぎと勉強が両立する。
⑤賞レースに応募する
まずは評価してもらわないとお話にならない。賞レースに応募してフィードバックを受け、改善を繰り返すのは最低レベルだ。①~③で基礎能力を身に着けながら、④で本業以外の収入源を作る。そして漫画が完成したらすべて賞レースに応募し、第三者に評価してもらう。
勝てる環境を作る
漫画に限った話ではないが、競争が激しい環境で他人と同じことをしても突き抜けることはできない。そもそも競争しなくてもいい環境を作り出すべきだ。「読みやすさ」のために絵の練習はするが、「画力競争」はしない。画力で勝負を挑むと結局「同じくらい上手な人」と比較されるだろう。重要なのは「自分が勝てる環境を作ること」だと思う。
進撃の巨人の作者である諌山創先生は、専門学校時代に、ほかの人が絵の練習をしている間もネームを描いていたという。だからこそあの緻密なストーリーを作り上げることができたのだろう。
競争をしないといっても、賞レースなどは参加しなければいけない。
SNSでバズってオファーが来るという戦略も無きにしも非ずだが、そもそもSNS自体の競争が激しい。玉石混交な場所では、そもそも見つけて読んでもらうこと自体が難しい。それなら最初から賞レースに応募し、編集者に読んでもらうことが手っ取り早いだろう。
描き続け、評価をもらい、改善し、また描き続ける
どんな戦略を立てようが、そもそも漫画を完成させて第三者に評価してもらわないと何も始まらない。夢や目標に近づくために必要なのは、戦略的かつ具体的な行動だけだ。
描き続けて、投稿して、評価をもらい、改善し、また描き続ける。モチベーションのためにお金稼ぎの手段も同時に作る。ただやり続けるしかないのだ。
コメント